スペシャル記事

富貴食堂(台南市)

2017-10-27
「菁寮老街」すぐ近くにある「富貴食堂」は、飾り気がなく、クーラーもないこのお店。でも、やさしい風が吹き込んでくるし、その素朴な佇まいがかえっていい味出しています。ここでいただけるのは、農作業中に食べていた食事からインスピレーションを受けて作ったという「割稻飯60元」。この一帯は田んぼが広がる地域。その昔、稲の収穫時期には農家どおし助け合い作業をしていました。助けてもらう時は、必ず昼食を準備するのですが、家で作ったご飯を田んぼまで運び、熱々の状態で振舞ったのだといいます。農民は大きなお椀にご飯をたっぷりよそい、おかずを上にのせて食べたのです。その昼食を再現しているのが「割稻飯」なんです。
一見、これではお腹いっぱいにはならない……と思ってしまいますが、下に白ご飯が詰め込まれているので、かなりお腹いっぱいになります。そして、この白ご飯は、今台湾で「おいしい」と評判の後壁産。噛めば噛むほどご飯の甘さがにじみ出てくるんです。ナビのお気に入りはおばあちゃんのレシピを再現しているという爌肉(豚の角煮)。柔らかく煮込まれ、味がよく染み込んでいて、ご飯がよく進みますよ。
また、2日前に予約していれば、桌菜を楽しめます。人数が多い場合はこちらもオススメ!割稻飯を食べた後だったので、あまり量は食べられませんでしたが、どれも台南らしく甘めの味付けで、日本人好みでした。そのほか、予約なしで食べられるのはスープやチャーハンなど。営業時間はお昼のみなのが、残念ですが、「菁寮老街」へ来たらこちらでランチを楽しんでくださいね。